2. 進化するセキュリティ関連の脅威
4億4910万ドル
2023年前半にグローバルで支払いを余儀なくされた金額2
445万ドル
2023年のデータ侵害にかかった世界の平均費用3
金融サービスにおけるデータ、アプリケーション、リモートユーザー、モバイルデバイス、BYOD(従業員が私物として所有するデバイスを業務に使うこと)ポリシーの爆発的な増加に伴い、セキュリティリスクが急増しています。銀行をはじめとする金融サービス企業は、マルウェア、フィッシング、ランサムウェアなどのサイバー犯罪の主要なターゲットになっています。データ侵害にかかる費用が上昇しているため、金融機関がより積極的なセキュリティ体制を採用しているのも当然のことです。
規制上の新しい変化
1億9000万ドル
Capital Oneの9,800万件の顧客データ漏洩に対する集団訴訟の和解金額4
企業は、ビジネスへの影響なしでコンプライアンスを確保するために、ゼロトラストアクセスによりアプリケーションのデータを保護する必要があります。
規制当局は、GDPR(EU一般データ保護規則)、PCI-DSS(決済クレジットカード業界データセキュリティ基準)、GLBA(グラム・リーチ・ブライリー法)などの規制や基準を実施しつつ、金融機関を注視しています。ビジネスを妨げずにコンプライアンスを確保するためには、ゼロトラストのセキュリティ体制を構築してデータの安全性を確保し、従業員がどこでどのように仕事をしていても、信頼できるデータやシステムにアクセスできる体制を整える必要があります。データ侵害は、消費者の信頼を失うだけでなく、金融機関は罰金や訴訟費用を支払わなければなりません。
また、EUの金融機関が2025年までに準拠する必要があるEUデジタル運用法(DORA)6など、新しい規制も導入されています。Citrixはアプリケーションとデータの一元的な配信、可視性、制御を主眼に置いて設計されており、ソリューションとプラクティスの中核にセキュリティが組み込まれているため、金融機関は新しい規制が実施されても、変更に簡単に適応できます。
リスクの軽減と適応力の向上
Citrixは、事業継続性の向上のためにデータ保護を強化し、セキュリティインシデントからの迅速な復旧を可能にします。機密性の高いアプリとデータをオンプレミスで、またはセキュアなパブリッククラウドで一元的に保護することで、Citrixは機密情報をより効果的に保護し、企業のセキュリティを強化し、コンプライアンス要件に対応し、企業の監査作業の削減を支援します。
また、ファイアウォールを超えてリモートワークやハイブリッドワークの採用が進められ るなか、Citrixはセキュリティを最新に保ち、通信データを暗号化し、データ共有を制限し、モバイルデバイス上の業務データを不要とし、分散して業務している従業員、アプリケーション、デバイス、ネットワークをより適切に保護することで、セキュリティとコンプライアンスを強化します。セキュリティ分析を行うことで、顧客や従業員に影響を与える前に潜在的な脅威を検出して回避するための実用的なインサイトを提供します。以下はCitrixのセキュリティ分析の内容です。
- 仮想、SaaS、内部Webアプリケーションなどへのアクセスに対するゼロトラストモデルに対応
- マルチクラウド環境のすべてのアプリケーションとAPIに一貫したセキュリティ体制を提供し、環境全体を保護
- 機密データをエンドポイントではなくデータセンターに保存することで、攻撃対象領域を縮小
- セキュリティとコンプライアンスを損なうことなく、BYODおよびCOPE(企業所有・個人対応)エンドポイントを保護
- AIを活用した予防的な脅威検出と脅威軽減により、ユーザーの行動、外部の脅威、エンドポイントの問題の異常を特定し、脅威から保護
- セキュリティインシデントや災害からの迅速な復旧を支援
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